「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

綿流しのお祭りの晩に毎年起きる連続怪死事件、突然豹変するキャラクター達、そして避けられぬ終末の運命。
「ひぐらしのなく頃に 皆殺し編」は最終章の一つ手前の章ですが、この章まで読むことで漸く「ひぐらし」の世界を包んでいたこれら全ての謎が明らかなります。

とにかく内容を書こうとするとネタバレになるので…
「避けられない」と諦めかけていた「運命」を梨花達以上の強い意志でもって実現させてきたのは一体誰の仕業だったのか。
そしてその強い意志によって作られる「運命」を打ち破る「奇跡」を起こすには何が必要なのか。
そこまでが判明して幕となります。
最終章はその全てのキーがそろった状態での「模範解答」の様なものです。

それまでのコミカライズが概ね良い感じで来ていたので、連載開始時は「ここに来て作画が新しい方になるってのは正直大丈夫なのかな」と少し不安でしたが、杞憂でした。
絵に関しては一番上手かもしれません。(個人的には少しレナに違和感ありましたが…)

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[投稿:2010-09-20 01:21:08] [修正:2010-09-20 01:21:08] [このレビューのURL]

よくあるハーレムものかと思いきや、良いハートフルラブコメ作品でした。

主人公とヒロインに毒が無さ過ぎて、ラブコメお決まりのくっついたり離れたりすれ違ったり喧嘩したりっていうイベントが一切無く、くっついたら最後まで一直線っていうのが若干物足りなく感じましたけど、そこまでマイナスではないです。
悪人も登場しなければ恋のライバルも登場しないので、刺激を求める方には向かないかも。
ギャグパートでもボケとツッコミよりも、あずまんがの様に「間」を使って演出する事が多くどこかまったり感が漂う事が多かったです。

絵はガンガンらしい萌え系の絵柄ですが、小島先生の絵はそういった絵柄の一つの完成形とも言えるくらい上手で、安定しています。
でもちょっとモブのキャラになると顔の見分けがつかない時があったかな…

キャラクターの個性も珠ちゃんとか黒崎親子とか部長とか良いのが多かったです。
桃とかはこういう作品にはよくいるベタな奴なんですけど、読み切りの外伝であっといわされましたし、灰原は「作者がもてあましているなぁ」とか思ったら最終巻で良い格好見せてくれましたし。

一話の中で普通の漫画の時と4コマの時とを使い分けたり、さらっと一話をゲームブック形式で描いてしまったりと色々と作品を面白くするための工夫もみられて好感触。
7連チャン見開きのシーンとかも驚きました。重要なシーンとはいえここまでページ割いちゃうのかと。おかげで凄い印象に残りました。

ヒロインの多重人格という病気が一つのキモなんですが、他の方が述べているようにこれを「病気」ととらえるならちょっと扱いが軽いようにも感じますが、そこまでリアル嗜好な作品でもないですし(棗だって手品という名の瞬間移動したりしますし)、あまり深く考えすぎずに読めば普通に楽しめました。

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[投稿:2010-09-18 01:45:09] [修正:2010-09-18 01:45:09] [このレビューのURL]

ほのぼのしているし、過度な萌えでもなく、4コマ漫画らしい作品。
続編というか「2巻」といっても差し支えない内容なので大したことは書けませんが、素直に面白かったです。

ヨメとオットだけでなく、ダンナとツマコというもうひと組の夫婦を登場させた事で色んな愛情を見る事ができたのが作品の良い点だと思います。

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[投稿:2010-09-17 00:33:40] [修正:2010-09-17 00:33:40] [このレビューのURL]

説明が難しいですが、少年と少女の冒険物語というのが一番無難でしょうか。

シロとイコロ、感情が欠けている二人を主役としていくのは面白いと思いました。その設定がそこまで上手に活かせていなかったですけど…。
「ヒトガタ」と「太陽」というキーワードが何度も登場しますが、一つの単語に多くの意味を詰め込みすぎて逆にわかりづらくなっていた様な。
あともう自分は「空気が毒」とかいわれるとそれだけでナウシカを連想してしまう…

5巻までと6巻以降で何年か休載があったので、そこから(特にキャラの)絵が激変しています。まぁ自分は高橋しん先生の絵に関してはもともと好きなので特にいう事はないです。

ストーリーも5巻まででいったん区切りがついて、そこから数年後が6巻以降。
サンデーでは6巻以降の第二部から読み始め最期まで読んだ後、単行本が完結したつい最近まで単行本は一切手を付けていませんでした。
あれだけ遅れた単行本でははたしてどういったラストになっているのか、と期待したのですが結末自体は雑誌の時と同じでした。(…ですよね?)
しかしそこまでに至る過程がかなり加筆されていて、そこに作者が単行本を大幅に待たせてまで主張したかったメッセージがこめられている、と感じました。
終盤のイコロやヨナの熱い台詞の数々は読みふけってしまいました。

作者が財産をはたいてまで完結させた少年と少女の冒険成長譚。
正直結構好みが分かれるとは思いますが…バトルやラブコメとはまた違う少年漫画らしい作品だと思います。

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[投稿:2010-09-13 01:04:17] [修正:2010-09-13 01:06:06] [このレビューのURL]

「Q.E.D 証明終了」の加藤元浩先生の作品群の中で黒歴史扱いされている本作。

原作は知りませんが、原作を知っている方からすると「これのどこがアクトレイザーじゃ」という位関係ないらしいです^^;
RPG原作なので剣に王宮に魔法に悪魔にドラゴンにといかにもな要素タップリ。

1巻が第一章。2巻から時代が変わって第二章となります。
二巻以降に一巻のキャラもちょびっと出てきますが、正直そこまで深くかかわってこないので一巻まるまる使う必要はあったのかと疑問です。
二章の方がメインストーリーという感じです。キャラも二章の方が個性があって好きです。

絵は「Q.E.D」の初期に近いですが、作者の特徴はそのままでありアクションなんかはむしろこっちの方が現在よりうまいんじゃないかと。

原作とかけ離れているという点を除けば別に黒歴史扱いする程酷いものでは全然ないと思います。

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[投稿:2010-09-11 23:37:10] [修正:2010-09-11 23:37:27] [このレビューのURL]

「げこげこ」よりも構成・オチ・見せ場など全体的にレベルアップし読みやすく、面白くなっています。

連載している作品と比べると「設定ありき」な出オチの様なものも多いのですが、これはこれhで短篇の魅力かなとも思います。

収録作には外れがなかったと思ってますが、個人的に好きなのは「がんばってちゃんとやめよーぜ」と「風穴頭と百鬼町」。

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[投稿:2010-09-11 01:18:41] [修正:2010-09-11 01:18:41] [このレビューのURL]

全三巻という決して長くない中で各キャラがしっかりと立っていて、二転三転する展開に読みふけってしまいました。
プロローグのつかみも上手です。

お寺の跡継ぎを巡って繰り広げられる昼ドラ的な内容。
檀家との関係とか、そういうものに疎い自分には色々新鮮でした。
ただ主人公のめぐりは基本的には明るいキャラなのでそれが清涼剤となってます。

終盤はやはりこの作者らしく、キャラクター本人でさえ気づいていない/気づかないふりをしていた自分の本心が暴かれます。
ここらの描写がやはり上手で、読み応えありました。

あと作中いくつか出てくる信玄さんのありがたい言葉の数々も面白かったです。

きづきあきら先生の作品はこれで三作目でした(ヨイコノミライ→モン・スール→これ)が、今の時点では一番好きな作品です。

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[投稿:2010-09-10 00:11:13] [修正:2010-09-10 00:11:13] [このレビューのURL]

原作未プレイ。
ウェブで無料で読めます。でも買いました。
某フルメタルな兄弟と違い「錬金術士」らしいです。
(自分には違いがわかりませんが…汗)

絵が魅力的。
でもかきこみが凄すぎてアクションシーンなんかでは逆に何が起こっているのかがわかりづらかったり。
でもこの絵なら原作の雰囲気を比較的壊さないんじゃないかなと思います。

あまり難しいストーリーでもないし、結末も想像しやすいので気楽に読める作品だと思います。
変にラブコメしたりするよりは、主人公の成長を描いていって欲しいですね。原作あるので大丈夫でしょうけど…

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[投稿:2010-09-08 23:50:18] [修正:2010-09-08 23:50:18] [このレビューのURL]

なんの前触れも伏線もなく化学教師・山田の手によって突然ヒロインを二つに分裂される展開には驚きました。

このめちゃくちゃな設定ありきな作品なので、細かいツッコミどころは気にせずに読んだ方が楽しめます。
一巻はとにかくいつ和也の化けの皮がはがれるのかだけを期待していたので、二巻以降が気になっていますw

でも正直現時点では主人公とヒロインがこれからどうやってラブコメ展開につながっていくのか想像できません…主人公がなかなかのヘタレなので。

作者のHPに行ったらもともとはエロ漫画家さんの様です。
道理でキスシーンがやけにエロかったり、最初に述べたように唐突な設定だったりしたんですね。妙に納得できました。

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[投稿:2010-09-08 23:34:46] [修正:2010-09-08 23:34:46] [このレビューのURL]

表紙買いでした…表紙は良いです。

「駅」とタイトルにあったので「環状白馬線車掌の英さん」的なハートフルなストーリーものかと思ったら、結構シリアスなSFものでした。
「ハイエンド系」というジャンルの草分け的な作品らしいですが、自分には絵もキャラデザもなんというか一昔前な感じがしました。

ストーリーは基本的に一話完結なのですが、一話一話のページ数が短く展開が早いので内容を把握しづらく、あまりのめりこめませんでした。

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[投稿:2010-09-08 23:07:57] [修正:2010-09-08 23:07:57] [このレビューのURL]

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